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本を読んだ気になるブログ

難しい本を中学生でも分かるくらい簡単に解説する予定のブログ

クラウゼヴィッツ『戦争論』vol.012|戦術とは個々の戦闘を形成するもので、戦略とはその戦争をどう使用するのかを規定するものである

クラウゼヴィッツ『戦争論』

《参考図書》

 

《今話で取り扱う範囲》

  • 戦争術の区分(第2篇・第1章)

 

     ◇

 

戦術とは個々の戦闘を形成するもので、戦略とはその戦争をどう使用するのかを規定するものである

転職直後で社畜と化しており、更新が絶賛滞り中です。でも、備忘録だから別にいいやと自分に甘えています。

今回から第二篇です。まず第1章は「戦争術の区分」と題して、戦争を闘う上で用いられる知的活動の分類について語られます。タイトルがなんかわかりにくいですが。

 

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クラウゼヴィッツ『戦争論』vol.011|戦争における摩擦は、事前に完璧に把握することはできないが、動揺しないように備えることはできる

クラウゼヴィッツ『戦争論』

《参考図書》

 

《今話で取り扱う範囲》

  • 戦争における危険について(第1篇・第4章)
  • 戦争における肉体的困苦について(第1篇・第5章)
  • 戦争における情報(第1篇・第6章)
  • 戦争における摩擦(第1篇・第7章)
  • 第1篇の結語(第1篇・第8章)

 

     ◇

 

戦争における摩擦は、事前に完璧に把握することはできないが、動揺しないように備えることはできる

今回の記事で扱うのは第1篇の第4章から第8章です。ここは短い章がポンポンと続くので、息抜きのような感じでご覧いただければと思います。なお、第8章は「結語」であって「まとめ」ではないのでご注意ください。ここだけ読んでも、第1篇の内容が簡潔にまとめられていたりはしません。むしろここは、第4章から第7章までのまとめに近いイメージです。

 

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コーベット『海洋戦略の諸原則』vol.004|限定戦争は海洋においてこそ最も力を発揮する

コーベット『海洋戦略の諸原則』

《参考図書

  • コーベット『海洋戦略の諸原則』(原書房、矢吹啓訳)

 

《今話で取り扱う範囲》

  • 限定戦争と海洋帝国(第1部・第4章)

 

     ◇

 

限定戦争は海洋においてこそ最も力を発揮する

今回は第1部・第4章です。ここでは「限定戦争」と海洋帝国(端的にはイングランド)の関係について語られています。

前回の「無制限戦争」と「限定戦争」の定義から考えますと、前者は全般的に「攻勢」であり、後者は「防勢」であることが分かると思います。ですが、たとえ相手が無制限戦争をしかけてきて、かつそれに敵わないと分かっていても、だから防勢をとる必要があるとは限りません。その理由を、コーベットは「アウステルリッツの戦い」を例として説明します。

 

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クラウゼヴィッツ『戦争論』vol.010|最高司令官には軍事的知見だけでなく、政治的知見も必須である

クラウゼヴィッツ『戦争論』

《参考図書

 

《今話で取り扱う範囲》

  • 軍事的天才(第1篇・第3章|p.111〜)

 

     ◇

 

最高司令官には軍事的知見だけでなく、政治的知見も必須である

前回は将帥に求められる人間的な特性について見てきました。今回はその最後の締め括りとして「地形感覚」の話と、「最高司令官」のあり方についての総括的な話です。これをもって、第3章は終わりです。

 

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クラウゼヴィッツ『戦争論』vol.009|将帥はいかなる場合も原理原則に忠実でなければならない

クラウゼヴィッツ『戦争論』

《参考図書

 

《今話で取り扱う範囲》

  • 軍事的天才(第1篇・第3章|p.98〜p.111)

 

     ◇

 

将帥はいかなる場合も原理原則に忠実でなければならない

前回のコピペですが、戦争の雰囲気を構成するものには、4つの要素がありました。危険、肉体的・精神的困苦、不確実、そして偶然です。将帥はこれらに囲まれながらも、勇気と知性、忍耐力、そして沈着をもって成果を追求しなければなりません。

このとき、将帥の決断や行動は、4つの様相に分かれるとクラウゼヴィッツは言います。それは「遂行力」「頑強」「堅忍」そして「情意および性格の強さ」です。

 

では、一つずつ見ていきましょう。

 

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