cachikuのブログ

元「本を読んだ気になるブログ」です。個人の備忘録である点は変わりません。

頭痛でクリニック行ったら小脳に水がたまっているといわれた話。

お久しぶりです。

おかげさまで忙しく働いているうちに、半年も未更新となりました。

そして、久しぶりに更新がただの身の上話という何とも雑な形ですが、そのあたりはご容赦いただければと。

 

というわけで、今日はなんともなタイトルですが、そんな話です。

 

 

先日、脳神経内科のクリニックへ行ってきました。

症状は頭痛。夏頃から軽い頭痛が低頻度ですが散発的に続いており、でも程度は軽かったので、「まぁいいや。忙しいし」とぶっちゃけ放置してきました。

ただ12月に入ってから痛みが強くなり、さらに左まぶたが痙攣する、利き手が震えてまともな文字が書けないなど、不可解な異常も併発。会社を休むほどつらい日もあり、さすがに「こりゃやばいんでは?」と不安になって、クリニックへ駆け込んだ次第です。

 

……で。受診した結果がタイトルというわけです。

 

状況を整理しますと。

 

■経緯

  • 頭痛が出始めたのは8月頃から。
  • 8〜10月頃は、頻度はたまに、痛みも強くなく、仕事に支障はなし。
  • 11月に入り、痛みが強くなり出し、12月に入ってからは仕事に集中できないほど。

 

■頭痛の場所や感じ

  • 頭の真ん中あたりの痛みが最も強い(1)
  • 頭を正面から見たとき、2時から11時にかけての表面付近が痛い(2)
  • 頭を横から見たとき、鼻を3時として11時のあたりが痛い(3)
  • (1)は脈打つような痛み、(2)(3)は締めつけられるような痛み。

 

■症状が出始める前後の状況

  • 8〜11月の仕事量は、週5日1日8時間+残業60〜80時間
  • 土日祝日は基本休みだが、仕事をする日も結構ある(上記仕事量には含まず)
  • 睡眠時間は1日4時間くらい。

 

■頭痛以外の症状

  • ものを忘れやすくなった気がする(スケジュールを忘れるなど。これは今年の4月くらいからあった)
  • すでに買った本を買うことが増えた(家に同じラノベが何冊かあります。これも8月以前からあった)
  • めまいやたちくらみが、何度もあった
  • 視界がぼやける、焦点が合わないことが、何度かあった
  • 信号を無視して渡ろうとしたことが、何度かあった
  • 手が震えてまともな字がかけないことが、たまにあった
  • 左のまぶたが痙攣することが、けっこうあった
  • まっすぐ歩けていないと感じることが、けっこうあった

 

振り返ってみますと、よくこれだけいろいろ兆候めいたものがあったのに、半年近くも放置していたものだと、我ながら思います。

 

というわけで、頭痛専門のクリニックへ行ってきました。

受診内容としては、以下のとおり。

 

・問診

問診票4枚。かなり多いですが、以前に頭痛専門医の方にインタビューしたところ、得るべき情報がかなり多いと伺いましたが、これくらいの量が普通なんでしょうか。

ちなみに、厚労省に認可された専門医資格ではありませんが、世の中には「日本頭痛学会頭痛専門医」という資格があります。もっとも頭痛学会に限らず、専門医だからすごいというわけでは必ずしもないそうですが(一定期間の臨床経験とペーパーテスト合格で取れるそうです)

 

・診察

頭のことに関するヒアリングはもちろん、肩や首の調子を見たり、血圧や酸素濃度を調べたりしました。

 

・検査

MRIによる画像診断を受けました。

実は10年前に腰椎椎間板ヘルニアの診断でMRIを受け、半端ない閉塞感にパニックになったことがあるので、かなり不安でした。途中で鳴り響く警告音のような音も嫌でしたね。それ以外の音はうるさいだけだったんですが、この音は「え!? なに!? 機器壊れたの!?」とびっくりして、パニックを助長されました。

おかげさまで、検査中(20分くらい)はずっと目を閉じて堪えてました。でも、それが強迫観念になって堪えきれず、途中で目を開けてしまい、それでまたパニックになるという悪循環……苦笑。

 

ただ腰部の撮影をする場合、全身があの筒の中にすっぽり入るのに対し、今回の頭部の撮影では、機器の中に入るのは鳩尾くらいまで。足は機器の外に出たままだったので、精神的にめっちゃ楽でした。ずっと目を開いてても平気でした。まぁ警告音めいた音は相変わらず嫌でしたが。苦笑。

 

あと頸部のエックス線写真も撮りました。ストレートネックなどを見極めるために必要なんだそうです。

 

・診断

頭痛の出方としては、片頭痛と緊張型頭痛。過労や精神的ストレスが原因だとのことでした。

ですが、それとは別に驚いたのが

 

「小脳に水がたまっています」

 

の一言。

MRI画像を見せてもらうと、読影素人の筆者でも「……あー。なんかある」というのがわかるほど、先生の示した部分には不自然な空間がありました。それが水。こうした頭の中にたまった水が脳を圧迫して、頭痛になる人もいるのだとか。

ただ、小脳とは後頭部の下のほうにある脳。筆者はそのあたりに痛みが出ていないので原因の可能性は低いとのことでした。また先天的にたまっている人もいるとのことで、あるいはそのケースかもしれないとも。

ただ、後頭部の上から真ん中にかけては痛みがあるので、油断はできないともいわれ、とりあえず薬物療法で経過を観察することになりました。

 

先生いわく「悪さをしなければ、基本的に問題はない」とのことでしたが、やっぱり「脳に水がたまっている」というフレーズのインパクトといいますか……うーん、どうしても不安は拭えません。というか、要経過観察を指示された段階で、先生もそのリスクをわかっており、安心させるためにあえて言ってくれた一言だというのは自明なのですが。

受信前は「頭痛と診断されるだけ」だと思っていた中で「脳に水がたまっている」といわれて、正直けっこうショックでした。脳卒中をはじめ、頭の病気って一瞬で人生のどん底に突き落とされるものばかりですしね。

 

とりあえず何もないことを祈るばかりです。