クラウゼヴィッツ『戦争論』vol.013|戦争理論の本旨は考察であって学説ではない
《参考図書》
《今話で取り扱う範囲》
- 戦争の理論について(第2篇・第2章)
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戦争理論の本旨は考察であって学説ではない
第二篇・第2章は「戦争の理論について」と題して、理論がどうあるべきかといった背景や、その理論を構成する要素(つまり、これ以降の章や篇で語られる内容)について簡単な紹介(導入)が行われます。その項目数、合計でなんと46……。
ただ、これだけ聴くと多いですが、一つひとつは極めて短くシンプルな内容ですので、そこまで難しくはありません。いわば『戦争論』の全体像をざっくり押さえる章ですので、もしこの本に興味があるという方がいらっしゃったら、ここだけ読んでみて雰囲気を確かめてみるのもよろしいのではないかなと思います。
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